宅建業免許の申請から営業開始までの期間
宅建業免許を申請したら、何日後から営業できますか?
事務所の契約を進めています。宅建業免許を申請してから免許が出るまでと、実際に営業を始められるまでには、どのくらいの期間を見ればよいでしょうか。埼玉・東京・千葉で違いがあるのかも知りたいです。
埼玉の約35日は「免許まで」。免許通知だけでは営業できません
埼玉県知事免許の新規申請は、標準処理期間が25営業日(実日数換算で約35日)です。ただし、これは申請が県へ到達してから処分までの目安で、補正期間は含みません。免許通知が届いた時点でも、まだ営業開始ではありません。
保証協会へ加入する場合は、埼玉県への申請後、間を空けずに協会へ申し込み、入会書類、事務所調査、入会審査を県の処理と並行させます。免許通知後に弁済業務保証金分担金の供託・届出等が完了し、免許証を受領してから営業を始めます。
したがって、開業予定日は「申請日+35日」とは置けません。申請前の会社設立と事務所準備も含めた全体像は、埼玉県の宅建業免許・新規申請完全ガイドで確認できます。
宅建業免許にかかる期間の診断フローチャート
当てはまる答えを押すと、あなたの場合の結論に色が付きます。
- 確認2事務所は、埼玉・東京・千葉のどこに置きますか?
- 結論埼玉県は免許まで25営業日が目安
- 結論東京都は免許まで約30〜60日が目安
- 結論千葉県は免許まで約60日が目安
- 結論免許通知後に営業保証金を供託して届出
- 確認1保証協会に加入しますか、営業保証金を供託しますか?結論免許通知後に営業保証金を供託して届出
- 確認2事務所は、埼玉・東京・千葉のどこに置きますか?結論埼玉県は免許まで25営業日が目安結論東京都は免許まで約30〜60日が目安結論千葉県は免許まで約60日が目安
- 埼玉県は免許まで25営業日が目安
標準処理期間は25営業日(実日数換算で約35日)で、補正の期間は含みません。保証協会へは、県へ申請したあと間を空けずに申し込みます。
- 東京都は免許まで約30〜60日が目安
書類受付後の審査期間は約30日〜60日で、補正期間を含みます。東京都の手引きでは、保証協会への加入手続は約2か月とされています。
- 千葉県は免許まで約60日が目安
申請から免許までは約60日(土日・祝祭日を含む)です。保証協会へは、県へ申請したあと間を空けずに申し込みます。
- 免許通知後に営業保証金を供託して届出
免許までの目安は、埼玉県が25営業日(実日数換算で約35日)、東京都が約30日〜60日、千葉県が約60日(土日・祝祭日を含む)です。免許通知のあとに、営業保証金を供託して届け出ます。
免許通知が届いただけでは営業を始められません。保証協会の手続か営業保証金の供託を済ませて届け出て、免許証を受領してから営業を始めます。日数は目安で、補正や保証協会の審査日程で変わります。
予定表を作る前に、5つの期間を分けます
- 申請前の準備期間事務所の選定・契約・設備、専任宅建士、会社設立、証明書、写真、平面図、申請書の準備です。行政庁の標準処理期間には入りません。
- 行政庁の免許処理期間申請の受付・到達から免許の処分または通知までです。都県ごとに営業日・暦日、補正期間を含むかどうかが違います。
- 不足書類や補正の期間埼玉県の標準処理期間には補正に要する期間が含まれません。申請前の照合が不足すると、約35日という目安から後ろへ延びます。
- 保証協会または営業保証金の期間保証協会へ加入するなら、行政庁への申請後から入会手続を並行します。直接供託を選ぶ場合は、免許通知後に営業保証金を供託して届け出ます。
- 免許証受領と営業開始準備免許通知、保証関係の完了、免許証受領は別の時点です。業者票や報酬額表等の掲示も整え、営業開始へ進みます。
免許申請後、保証協会の手続も始めます
行政庁の免許処理を待ってから保証協会へ申し込むのではなく、免許申請後から協会の書類提出、事務所調査、入会審査を進めます。免許通知が出た後にしか完了できない供託・届出は、最後に接続します。
事務所を先に契約する場合は、営業開始までの家賃も開業費用に含めて考える必要があります。物件契約から営業開始までに発生する空家賃は、宅建業の開業費用ガイドで試算例とあわせて確認できます。
- 行政庁へ免許を申請する
必要書類をそろえ、窓口または電子で申請します。書類不足で受付が完了しなければ、期間の起点に到達しません。
- 申請後、保証協会へ間を空けずに申し込む
加入する協会の案内に従い、免許申請書の控え等を使って入会手続を始めます。申請先の行政庁と協会は別なので、同じ申請ではありません。
- 協会の事務所調査・入会審査を受ける
代表者や専任宅建士の立会い、事務所の設備・形態の確認等があります。調査日と審査日は協会・支部の日程に左右されます。
- 行政庁から免許通知を受ける
免許番号等が通知されます。申請内容や事務所等に変更が生じた場合、追加対応や申請のやり直しが必要になることがあります。
- 保証関係の最終手続を終える
保証協会加入なら分担金の供託と行政庁への届出、直接供託なら営業保証金の供託と届出を進めます。
- 免許証を受領して営業を開始する
免許証を受領し、営業開始前の掲示・帳簿・従業者証明書等を整えてから宅建業務を始めます。
埼玉・東京・千葉は、日数の数え方が違います
| 申請から免許までの公表目安 | 数え方・注意点 | |
|---|---|---|
| 埼玉県 | 25営業日(実日数換算で約35日) | 申請が到達してから処分まで。申請を補正するための期間は含まない。保証協会の手続は県への申請後から並行します。 |
| 東京都 | 約30日〜60日 | 書類受付後の審査期間で、補正期間を含む。東京都の手引きは、保証協会への加入手続は約2か月とも案内しています。 |
| 千葉県 | 約60日(土日・祝祭日を含む) | 申請から免許まで。保証協会へ加入する場合は、県への免許申請後、間を空けずに申し込む案内があります。 |
埼玉は補正期間を除外し、東京は補正期間を含み、千葉は土日・祝祭日を含む約60日です。起算点と含まれる工程が同じではないため、「最も日数が短い都県なら早く営業できる」とは判断できません。事務所がある都道府県が免許行政庁を決めるため、期間だけで申請先を選ぶものでもありません。
申請前の準備と免許通知後の手続にも日数がかかります
会社設立が完了していない
法人申請は設立登記が完了し、正式な法人情報が確定してから提出します。ただし、登記の処理中に免許申請書、証明書、事務所写真等を並行準備できます。
事務所の設備・名義が整っていない
商号表示、執務・応接場所、電話、使用権原、平面図、写真を整える期間は申請前です。契約後に事務所要件の問題が分かると、移転や再撮影で大きく遅れます。
申請書と添付書類が一致しない
登記、申請書、略歴書、従事者名簿、事務所資料の氏名・住所・役職・日付が食い違うと、補正対応の時間が加わります。
保証協会への申込が遅い
免許通知を待ってから入会手続を始めると、その分だけ営業開始も後ろへずれます。県・都への申請後に申し込める時期を、加入予定の協会へ確認します。
事務所調査・審査日と予定が合わない
協会・支部の調査日、入会審査、必要な立会者、費用納付日を先に確認します。行政庁の処理期間だけを予定表に入れても足りません。
新設法人では、設立登記を待つ時間を申請準備に使うことが重要です。具体的な組み方は、会社設立と宅建業免許申請を最短で進める方法で説明しています。
埼玉県への免許申請後、保証協会にも申し込みます
埼玉県の標準処理期間は、申請が到達してから処分までの目安です。受付前に不足書類があれば審査を始められず、受付後の補正期間も25営業日には含まれません。提出日だけを早めるより、受付可能な一式へ整えることが先です。
保証協会へ加入する場合は、県への申請後、その足で入会資料を受け取れるという案内もあります。県の処理中に事務所調査と入会審査を進めておけば、免許通知後は分担金の納付・届出等へ進めます。
この記事で確認した公式情報:宅地建物取引業者免許申請(埼玉県)宅地建物取引業免許申請の手引(東京都)宅地建物取引業の免許申請(千葉県)入会までの流れ(全日埼玉)入会手続きの流れ(全日東京)開業までの流れ(千葉県宅建協会)
営業開始までの日程は、手続の順番で変わります

小野田 敦士
- 司法書士
- 行政書士
- 宅地建物取引士
行政庁の審査には所定の期間がかかります。その間に保証協会の入会手続を進めます。会社設立の登記中から免許申請の書類も整え、県への申請後すぐに保証協会へ申し込めば、免許通知後に協会審査を一から始めずに済みます。
私は、司法書士として会社設立登記を、行政書士として免許・保証協会の手続を扱い、自らも宅建業者として開業手続を受ける側から経験しています。登記、免許、保証協会を別々の予定表にせず、営業開始日から一続きで逆算します。
会社設立から保証協会までの依頼範囲と報酬は、埼玉県の宅建業免許申請代行で確認できます。
会社設立から免許・保証協会まで、一つの工程で進めます
- 事務所を契約する前に、免許申請で使える状態か確認します
- 会社設立登記中に、証明書・申請書・事務所資料を並行して整えます
- 埼玉県への申請後、保証協会の入会手続を間を空けずに進めます
標準的な法人新規・埼玉県知事免許・1事務所は、会社設立から選択した保証協会1団体の入会手続まで事務所報酬99,000円(税込)です。登録免許税、定款認証費用、免許申請手数料、証明書・郵送等の実費、保証協会費用等は別途です。免許日・営業開始日の保証は含みません。
予定している営業開始時期から、いま着手すべき工程を整理します。
開業日程を相談する決まっている範囲だけでもご相談いただけます。申請から営業開始までの期間でよくある質問
埼玉県の宅建業免許は申請から何日かかりますか?
新規申請の標準処理期間は25営業日(実日数換算で約35日)です。申請到達から処分までの目安で、補正期間、申請前の準備、保証協会等の手続、免許証受領までの期間は含みません。
免許通知が届いた日から営業できますか?
できません。営業保証金の供託または保証協会関係の手続を終え、行政庁への届出と免許証の受領を経てから営業を開始します。
保証協会は免許が出てから申し込むのですか?
加入予定の協会の案内に従いますが、埼玉・東京・千葉では、行政庁への免許申請後から入会申込を進められる案内があります。免許通知後にしか完了できない供託・届出は、後から行います。
埼玉・東京・千葉では、どこが最も早いですか?
公表数字の数え方が同じではないため、単純には比較できません。埼玉は補正期間を除く25営業日、東京は補正期間を含む約30〜60日、千葉は土日・祝祭日を含む約60日です。また、事務所の所在地によって免許行政庁が決まります。
電子申請にすれば審査は早くなりますか?
電子申請を選ぶだけで標準処理期間が短くなるとは案内されていません。移動や入力の負担を減らせる一方、添付不足、手数料納付、受付完了までの確認が必要です。
希望する開業日までに営業を始められますか?
特定日の免許・営業開始は保証できません。事務所、専任宅建士、会社設立、証明書、行政庁の処理、保証協会の日程を確認し、余裕を持って逆算します。